ロック ギター レッスン ブログ

音楽専門学校で学んだギタリストの全てを教えます。

ロックギター講座 世界のギタリストたち編

今日から始めるロックギター講座 世界のギタリストたち編

 

興味が湧いたなら、いろんなギターミュージックを聞く事をおすすめします。

 

私自身、最初は布袋寅泰さんやXJapanなどを聞いていましたが、彼らが影響を受けた

アーティストにも興味が出てきたので購入し聞いているうちに洋楽に心を奪われるようになっていきました。

 

そうやって自身の音楽の見聞を広げていったもんです。

 

やがてギタリストを志す私にとっては、大きな財産となりました。

 

ロックだけではなくポップ、ブルース、ジャズ、フュージョン、コンテンポラリー、カントリーと様々な音楽と出会うきっかけとなりました。

 

そしてギタリストとして音楽を楽しむ幅が広がったのです。

 

皆さんにも素晴らしい音楽との出会いがあることを願って、私から世界中で称賛されているギタリスト達を紹介します。

 

ロックギターが上手くなりたいのなら上手い人の音楽を聴く。

当然の話ですがクラシック・ピアノを聞いている人が突然ロックギターを始めたいと思う事は無いと思います。

 

自分がインストラクターをしていた頃、小学生~大人の方までを対象にレッスンしていましたが正直言うと小学生~中学生はただ漠然とした好奇心だけでギターを習いに来ていた生徒が殆んどです。

 

流行りのJポップとかダンスミュージックは知ってるけどギターが聴ける音楽は全く知らないんですよね。

 

高校生くらいからクラプトンとかジミヘンとか、音楽誌などで紹介しているギタリストの音楽を一通り聴いてくるって感じですけど、まだ何がカッコイイのか理解出来ていないのは無理もない事です。

 

結局、邦楽のロックミュージックが目標レベルになっていきます。確かにそれはそれで悪い事ではないですし、生徒本人が自ら選んだ選択なのでそれも良いのだと思っています。

 

それでもギターレッスンを受ける前にギターが聴ける音楽に関心があるのと無いのとでは雲泥の差があるのは明白です。

 

トップギタリストにハードロック・ヘヴィメタルが多い理由。

だいたいギター雑誌などを見ていて思うことは、いつの時代でも3大ギタリスト!とか伝説のギタリスト!とか最強ギタリスト!(格闘技かよ・・。)とか、確かに雑誌を売らないといけないのは分かるんですがアイデアが乏しいタイトルの繰り返しな様な感じがしてます。

 

日本人ってそういうの好きですよね。秘伝の・・とか、幻の・・とか・・・。

 

売れているギターを見ていてもオーソドックスなものが多いような気がしています。ではトップギタリスト達はどんなギターを使用しているのかというと最新のスペックでオーダーメイドしているギターばかりでオーソドックスなものでもピックアップは自らのお気に入りに交換しているものです。

 

そしてギター雑誌で紹介されるギタリストは殆どがハードロック・ヘヴィメタル色のバンドメンバーです。

 

それは何故かと言いますと、ありとあらゆる演奏テクニックが使えるからだと思っています。彼らは激しい音楽性にもジャンルを問わず豊かさを表現出来る事を知っていますし、それこそがロックギターの醍醐味の一つだという事を知っているからです。

 

トップギタリスト紹介。

それでは、いくつかトップギタリスト達を紹介していきましょう。

 

ヌーノ・ベッテンコート

エクストリームというバンドでデビュー。ソロ活動なども精力的に行っています。

当時の国内の雑誌では世界一の称号を記事に盛り込んでいたので気になってCDを買ったのですが、高校生だった私は一度聴いただけですっかり信者になってしまいましたね。(笑) 日本ではファンク・メタルと言われていますね。


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ポール・ギルバート

MrBig(ミスタービック)というバンドで知りました。高校生だった私はラジオ番組のヘヴィメタルシンジケートを毎週欠かさず聞いていた時期があってその時に流れた名曲アディクティット トゥ ザ ラッシュを聞いたときは、そのイントロに衝撃を受けましたね。何といってもベーシストのビリーシーンには度肝を抜かされました。


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もともとはアメリカ ロサンゼルスにあるシュラプネル・レコーズからレーサーXというバンドでデビューしてます。当時16歳か17歳くらいだったと思います。

 

そして高校を卒業した私は彼がアメリカ ロサンゼルスでレッスンを受けていたMITというミュージシャン養成スクールで講師をしていた日本人の存在を知り、彼の教えを受けに上京したのです。

 

リッチー・コッツェン

もともとアメリカ ロサンゼルスにあるシュラプネル・レコーズに在籍してソロとして活躍していたギタリストです。デビューは完全なインストルメンタル・アルバムでしたがボーカリストとしての才能も高く評価されており、現在はギター・ボーカルで活動しています。一時期MrBigにも在籍してましたね。


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ザック・ワイルド

ロックの大御所ジーオズボーンでデビュー。彼の使用するレスポールにはEMG製のピックアップが取り付けられており、そのサウンドは今聴いても斬新です。オジーとの最初のライブ会場は刑務所だったとか・・・。ちなみに独特なギターの構え方をすることで有名ですがアメリカではレスポールの標準使用方法として昔からある型だとか。現在は別バンドでも活動してます。


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イングウェイ・マルムスティー

ザ・元祖と言っても過言ではないほど歴史の長いギタリストですね。何の元祖かと申しますと、いわゆる「早弾き」ですね。この方もたしかシュラプネル・レコーズ出身だったような・・。アルカトラズというバンドでデビュー。その後はずっと自身の名前をバンド名として活動されています。しかしこの方のギタープレイを良~く見ていると分かるんですが、無駄の無い理に適っている演奏をしてるんですよね。現在はお歳も重ねられて少々味が出すぎてきたというか・・雑になってきたというか・・。ですが若かりしときは本当に誰もが一度は憧れたギタリストでしょうね。


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ブルース・サラセーノ

彼もシュラプネル・レコーズ出身で16歳でソロ・ギタリストとしてデビュー。お父様も確かプロのブルース・ハープ演奏者だとか、しかも機械に強くて息子のギターアンプを作っちゃった変人ぶり。ですが誰もがそのアンプを欲しがった事でしょう。(結局販売されなかったのよ。)マジで良い音なのよこれが・・・。


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マイケル・リー・ファーキンス

彼もシュラプネル・レコーズ出身で10代でソロ・ギタリストとしてデビュー。特徴的なのはフロイドローズに付いているアームを多用したプレイ。常にアームを持ちながらプレイしてるので表現が素晴らしいの一言!


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マティアス・IA・エクルンド

スウェーデン出身のギタリスト。フリーク・キッチンでデビュー。彼もギター・ボーカルなんですが、なんでそんなの歌いながら弾けんの?という超変態さん。曲も本当にオリジナリティー溢れすぎって感じです。


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スティーブ・ヴァイ

正式デビューは確かソロ・アルバムだったような・・・。デビッド・リー・ロスバンドにも在籍してましたね。もうとにかく変態ギタリストは皆、彼の信者みたいな感じですね。ギター・インストルメンタルと言えば彼という感じですね。


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ティーブ・モーズ

ディキシー・ドレックスでデビュー。その後ティーブ・モーズバンドで活動。アメリカでインストルメンタル・バンドと言えばこの方です。唯一フルピッキング・スタイルでプレイしているギタリスト。その右手の動き方は誰も真似出来ない独自のスタイル。ジャンボジェット機パイロットもしていたとか・・・。現在はディープ・パープルのギターも担当している。


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エドワード・ヴァン・ヘイレン

言わずと知れたレジェンド。つい最近、彼の訃報を聞いて心から悲しみましたね。もう彼の新しいギターアプローチが聴けなくなった事を・・。アルバムを出す度に必ず新しいギターアプローチが聴けて本当に次のアルバムが楽しみで仕方なかったですね。日本の雑誌記者が取材に行って発売前のデモを聴かせてもらった話が書いてありました。その内容にはCDではなくカセットテープの音が何倍も良かったのだそうです。CDだとスピーカーをプールに沈めて聞いている感じだと表現していました。つまり彼らほどの一流バンドになると本当の意味で再現出来るのはライブだけだったようです。フジロックでの出演料は1ステージで軽く億単位だったそうです。


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ここまで読んでくれてありがとうございました。

疲れたでしょ?(笑)

 

ここで一つ私の経験談ですが・・・。

 

私も、ここで紹介したギターミュージック全てを簡単に受け入れられた訳ではありません。

 

特にヴァンヘイレンを理解出来る様になるまでには5年くらいかかりました。(笑)

 

「何でそんなのわざわざ理解しようとしてんの?」「意味あんの・・?」と思ってしまいますよね?

 

でも、こう思ったんです。

 

世界中が称賛しているギタリストの良さを知らずにギターを弾いていても良いのだろうけど・・。

 

それは、言い換えれば本当の意味でギターの醍醐味を知らないままギターを弾いていることと同じなのでは・・?

 

もっと言うと、「ギター弾く意味あるの?」と思っちゃったんですよね・・。(笑)

 

なので興味が湧かない間はウォークマンで ずーーーーーーーーっ・・・と!!

 

毎日毎日聞き流してました・・。(笑)

 

そのうち、自分がギターを演奏しているイメージが出来る様になってくると、段々興味が出てきたんですね。

 

この、演奏するイメージが強く出来てくると意外にどんなジャンルでも興味が出てきやすいものなんです。

 

でも条件が一つ・・・それは・・・。

 

自身の演奏知識も向上していることです。

 

演奏レベルではなく、演奏知識ね・・・。

 

出来る出来ないは別として、演奏知識が増えると音を聞いていて演奏している指の動きなどを、大まかにイメージ出来てくるんですよね・・。

 

逆に言うとギタープレイがイメージ出来てくると結構いろんなジャンルが受け入れやすくなります。

 

結局のところ自身がその音楽の中でギタリストとして演奏しているイメージに酔いしれてるんでしょうね。(笑)

 

さて、ご紹介したギタリスト達は、どのギタリストもYouTubeで実際の演奏を見て聴く事が出来ます。ギタープレイをとことん追求するとどうなるのか?を是非肌で感じてみて下さい!勘違いしてはいけないので念を押しておきますが、彼らの様に超絶技巧になる必要はありません。あなたが目指すレベルの演奏が出来る様に成る為の目安や手本として認識しているだけでいいのです。ある程度の演奏レベルに達した時、更に上を知っているのと知らないのとでは演奏の楽しみ方が違ってくると思いますよ。