ロック ギター レッスン ブログ

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ロックギター講座 譜面を見る為に必要な知識 編

今回のロックギター講座は「譜面を見る為に必要な知識」です。

 

一般的によく勘違いされるのは「譜面を読む」「譜面を見る」の違いです。

 

「譜面を読む」⇒読んで字のごとく、譜面を見ながら頭の中で音が聞こえてます。

 

「譜面を見る」⇒読んで字のごとく、譜面は見れるけど音のイメージが無い。

 

自分は「譜面を読む」ことは出来ませんが、アンサンブルの授業では「譜面を見る」ことでギターで音を表現していました。

 

学校の授業で教科書を読まされたことはありますよね?

 

あれと同じです。

 

「文字を読む」⇒「文字を声に出す」

 

もっと厳密に言うと・・・。

 

「文字を見る」⇒「文字を理解する」⇒「理解した文字を声に出す」⇒「理解した文字の意味を声にだして表現し伝える」です。

 

教科書を譜面に置き換えると・・・。

 

「譜面を見る」⇒「譜面を理解する」⇒「理解した譜面の記号を楽器で表現する」⇒「理解した譜面の記号を楽器で表現し観客に伝える」です。

 

「譜面」というと、ちょっと「お勉強」的な感じで苦手に感じるかもしれませんが

 

「簡単な暗号を解く」ようなものです。

 

基本的には「記号の集まり」なので記号の意味を覚えれば「なんだ、簡単じゃん。」

 

と、直ぐに「譜面に夢中」になるでしょう。

 

想像してみて下さい。

 

「譜面台の譜面を見ながらギターを弾いているあなたを・・。」

 

ほら、譜面の記号を覚える気になってきたでしょ?

 

音階の見方

音階の見方

上記図の様に五線譜に記されたドレミファソラシドの位置は五線譜左端に記された記号によって見方が変わります。

 

基本的にはト音記号又はヘ音記号を覚えておけば問題ないかと思います。

 

ト音とかヘ音という読み方はハニホヘトイロハでドレミファソラシドと同一の音色を指しています。

 

同じく英語表記のCDEFGABCも同じです。

 

単純に3つの読み方があると覚えておくと良いでしょう。

 

深い意味は特にありません。

 

上記の図の左端のドの位置はト音記号ヘ音記号同じ位置になっています。

 

つまりヘ音記号ト音記号より更にオクターヴ低い音域となります。

 

バンドだとベースがこのヘ音記号を見ることになります。

 

拍子の数え方

拍子の数え方

譜面では小節という「枠」拍という「間」が存在します。

 

上記図で説明しているように分母が4(拍子)で分子が4(数)の時「4分の4拍子」となり、1小節の中に4拍子が4つあるということになります。

 

4分の4拍子は皆さんお馴染みのラジオ体操と同じです。

 

「いーちにーさんっし、ごーろーくしーちはーちにーに、さんっし、ごーろーくしーちはーち・・。」体育の準備運動時も言いますよね?

 

key(キー):曲調

key(キー):曲調

曲調は俗にキー(key)と言います。

 

譜面を見たらまず最初に見るところと言ってもいいでしょう。

 

Keyが分かれば曲に合わせられるスケールが分かるのでギターで音階を見つけやすくなります。

 

アドリブを弾くときなんかも、このkeyを見て使用可能なスケールがわかっているからです。

 

反復記号:演奏の順番(進行)を指示する記号

反復記号

その他に譜面の進行順序を指示する記号となります。

 

この反復記号が無いと1曲の譜面のページ数が膨大なものになってしまうので譜面を見ることが大変になってしまいます。

 

 

以上の4項目に注意して、一度簡単な曲の譜面を眺めてみると良いでしょう。

 

そういう意味ではビートルズの様なスタンダードなバンド・ソングを練習素材に始めることは非常に有効的だと思います。

 

邦楽でも70年代~80年代のスタンダードな曲であれば理解しやすいかと思います。

 

さて、お気付きのように「符」そのものの説明はしていません。

 

全音符、2分音符、4分音符、8分音符、16分音符、そしてこれらと同じ長さでとらえる休符があります。

 

この「符」については、改めてじっくり説明しますね。

 

何故なら、ギターの演奏方法に当てはめて理解すると上達が早いからです。

 

俗に言うストローク「カッティング」ってやつですね。

 

単純にピックを持ってジャカジャカ鳴らす方の演奏方法が、この「符」と密接な関係となるわけです。

 

ここまでのブログを読んでいただいた後は、少しずつ実践的なものを説明していきますね。

 

とにかく「出来ないことも楽しむ」姿勢を忘れずに・・!

 

今回のロックギター講座は「譜面を見る為に必要な知識」編でした。

 

ではまた・・。